【浜松】ピラティスはこんな人におすすめ|理学療法士が研究も交えて正直に解説
「ピラティスって、私にもできるのかな?」
「流行っているけど、本当に自分に合うの?」
そんなふうに迷っている方に向けて、理学療法士でピラティスインストラクターの高柳が、「ピラティスはこんな方におすすめです」というお話をまとめました。
先に結論をお伝えすると、ピラティスは合う方には、とても合う運動です。
ただし、誰にでも万能な運動ではありません。研究でわかっていることも交えながら、正直にお伝えしていきますね。
この記事のポイント
- ピラティスは「体の真ん中を整えながら動く」運動で、運動が苦手な方や体が硬い方でも始めやすい
- 研究では、60歳以上の方のバランスや転びにくさに良い変化が報告されている一方、「ほかの運動より特別に優れている」とまでは言えないという結論もある
- だから松華では、誰にでも勧めるのではなく、体の状態を確かめてから合う方にお勧めしています
そもそもピラティスってどんな運動?
ピラティスは、ジョセフ・ピラティスさんが考えた運動で、もともとはケガをした人の回復を助けるために組み立てられたと言われています。
特徴は、呼吸に合わせて、背骨や骨盤を一つずつ丁寧に動かしていくこと。筋肉を大きくするというより、体の奥の筋肉をうまく使い、楽に動ける体の使い方を覚えていく運動です。
松華で行うマシンピラティスは、バネのついた専用のマシンが体を支えてくれます。弱いところは助けてもらい、使えていないところは引き出してもらえるので、初めての方でも正しい動きを感じやすいのが良いところです。
ピラティスはこんな方におすすめです
1運動が苦手で、何から始めればいいか分からない方
きつい筋トレや激しい運動は続かない…という方こそ、ピラティスは入り口になりやすいです。最初は呼吸や小さな動きから始めるので、「えっ、これだけでいいの?」と驚かれる方も多いんです。
2体が硬い・体力に自信がない方
「体が硬いからできない」と心配される方が多いのですが、硬いからこそ、今の体に合わせて少しずつ動ける幅を広げていくのがピラティスです。マシンが支えてくれるので、無理な姿勢になりにくいのも安心なところです。
3ストレッチや筋トレを自己流で続けても、しっくりこない方
頑張っているのに変わらないのは、頑張りが足りないのではなく、使いたい場所が使えていないだけのことが多いです。自分のクセに気づくところから始めると、同じ努力でも感じ方が変わってきます。
4猫背や反り腰など、姿勢が気になっている方
姿勢は「気をつけ」で胸を張るだけだと、すぐに疲れて戻ってしまいます。ピラティスでは、体の真ん中に戻れる感覚をつくってから動くので、楽に保てる姿勢を目指しやすくなります。
5年齢を重ねても、長く動ける体でいたい方
筋力の強さに頼る運動ではないので、年齢に関係なく続けやすいのもピラティスの魅力です。5年後、10年後も好きなことを楽しめる体づくりの一つとして選ばれる方が増えています。
6ゴルフ・テニス・ランニングなど、好きなスポーツを続けたい方
ピラティスは、ほかの運動の「土台」を整える役割にも向いています。松華では、ピラティスだけで完結させず、好きな運動と組み合わせることをお勧めしています。
研究ではどう言われている?(論文・エビデンス)
「ピラティスって本当にいいの?」という疑問に、研究ではどんな答えが出ているのかも見ておきましょう。ここでは、たくさんの研究をまとめて分析した報告を2つご紹介します。
① 60歳以上の方を対象にした39の研究のまとめ(2021年)
バランス・筋力・体のやわらかさ・日常の動きやすさに良い変化が見られ、転びやすさについても大きな差が出たと報告されています。ただし、研究の質を考えると、結論の確かさは「低い〜中くらい」とされています。
出典:Fernández-Rodríguez R, et al. Physiotherapy. 2021;112:163-177.
② 腰の痛みについての10の研究のまとめ(2015年・コクラン)
何もしない(または最小限のことだけ行う)場合と比べると、短い期間〜中くらいの期間で、痛みや日常生活の困りごとが軽くなったと報告されています。一方で、ほかの運動と比べて特別に優れているとまでは言えない、という結論でした。
出典:Yamato TP, et al. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2015;(7):CD010265.
高柳はこう考えています
2つの報告から言えるのは、「ピラティスは良い運動の一つだけれど、魔法の運動ではない」ということだと思っています。
だからこそ大切なのは、「ピラティスかどうか」より、「今のあなたの体に合っているかどうか」なんです。
実は、ピラティスをお勧めしないこともあります
意外に思われるかもしれませんが、高柳は誰にでもピラティスを勧めているわけではありません。たとえば、こんなときです。
- 痛みが強く、原因がまだ整理されていないとき(先に医療機関へのご相談が必要な場合もあります)
- 関節がうまく動かないまま、お腹だけを固めようとしているとき
- 「1回やればすぐに変わる」と考えているとき
こうした状態のままピラティスを始めると、頑張っているのに、かえって別の場所に無理がかかってしまうことがあります。まずは体の状態を確かめて、「今は整える時期なのか、鍛える時期なのか」を見極めることを大切にしています。
そのうえで、「今のあなたの体に必要だ」と思えたときには、全力でお勧めします!!
松華のピラティスが大切にしていること
STEP 1体の状態を知る
問診と、立ち方・重心・動き方のチェックで、どこが頑張りすぎていて、どこが使えていないのかを一緒に確認します。
STEP 2整える
必要に応じて整体で体をゆるめ、動きやすい状態をつくります。
STEP 3動きを覚える
マシンピラティスで、良い体の使い方を動きの中で覚えていきます。ご自宅でできることも、欲張らず1つに絞ってお伝えしています。
理学療法士として17年間、体の動きを見てきた経験をもとに、その場であなたに合う動きを選んでいきます。決まったメニューをこなすのではなく、「さっきの自分より、少し動きやすい」を一緒に積み重ねていくのが松華のピラティスです。
よくある質問
まとめ
ピラティスは、運動が苦手な方、体が硬い方、自己流で行き詰まっている方、長く動ける体でいたい方に、とても合いやすい運動です。
一方で、ピラティスですべてが解決するわけではありません。研究でも「良い運動の一つ」と言われているからこそ、今のあなたの体に合うかどうかを、最初に一緒に確かめることを大切にしています。
「私にも合うのかな?」と思ったら、まずはお気軽にご相談くださいね。
まずは体の状態を、一緒に確かめてみませんか?
理学療法士が、今の体の状態と、ピラティスが合うかどうかを丁寧に確認します。
運動が苦手な方も、安心してお越しください。
ご相談だけでもOK/お電話・お申し込みフォームからも受け付けています
この記事を書いた人
高柳 勝之(整体×ピラティス 松華 -SYOUKA-)
理学療法士歴17年(整形外科13年)/ピラティス歴9年/PHIピラティス コンプリヘンシブインストラクター。整形外科で「症状が戻ってしまう」ことに悩んだ経験からピラティスと出会い、体の仕組みに合わせたオーダーメイドのピラティスをお伝えしています。
参考文献
- Fernández-Rodríguez R, Álvarez-Bueno C, Ferri-Morales A, et al. Pilates improves physical performance and decreases risk of falls in older adults: a systematic review and meta-analysis. Physiotherapy. 2021;112:163-177.
- Yamato TP, Maher CG, Saragiotto BT, et al. Pilates for low back pain. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2015;(7):CD010265.
